情報システム科

2023年11月の記事一覧

風力発電設備に関するVRを体験しました

 11月17日(金)、本校情報システム科1年生および2年生が、再生可能エネルギー出前講座を受講しました。

 

 今回の講座は、「再生可能エネルギーに関する基礎講話」と「風力発電設備VR体験」に分かれています。再生可能エネルギーに関する基礎講話では、前半に地球温暖化や再生可能エネルギーに関する全般的な基礎・基本を押さえた内容を説明していただき、後半は日本および福島県が行っている取組について学びました。地球温暖化は産業革命を起点に進行し、その影響は年々大きくなっています。異常気象や海面上昇、生き物の生態系の変化などは地球温暖化が進んだ何よりの証拠です。エネルギー問題から地球温暖化を解決するために、福島県は太陽光発電や風力発電設備の新規建設に力を入れています。県内で稼働中またはこれから稼働予定の発電設備の多さに、生徒たちは驚きと同時に目を輝かせていました。

 

 風力発電設備のVR体験では、風車の機構や建設の様子をVRゴーグルを装着して体験しました。福島県は、2040年までに県内のエネルギー需要量の100%以上を再生可能エネルギーによって生み出すことを目標としています。その中で風力発電設備は大きな割合を占めており、現在進行形で建設が進んでいます。特に、阿武隈山脈に建設予定の「あぶくま風力発電プロジェクト」では、2025年までに108基の風車が建設予定です。VRでは、風車が建設される様子や風から電気を作る機械的な仕組みについて、まるで目の前で見ているかのようなリアルな体験をしました。

 風力発電は定期的なメンテナンスが必要不可欠です。県内では風力発電設備の保守・管理を行う企業も増えてきており、今後そのような仕事に関する雇用も拡大すると予測されることを知りました。

 

 今回の体験を通して、再生可能エネルギーに関する福島県の取組から進路のことまで、大いに学ぶことができました。

再生可能エネルギー研究所、福島サンケン株式会社見学

 令和5年11月10日(木)に情報システム科1年生が再生可能エネルギー研究所と福島サンケン株式会社の見学に行ってきました。

 午前中は福島サンケン株式会社を見学しました。半導体製品を製造し、LED製造業では独自のカラーマネジメント技術を駆使し高機能・高信頼度のLEDを実現している会社になります。本校からも毎年入社している地元の企業になります。生徒たちは身近に使われているLEDの製造過程を実際に見ることができ、とても興味津々でした。

    

   

 午後は郡山市にある福島再生可能エネルギー研究所を見学しました。福島再生可能エネルギー研究所は、「世界に開かれた再生可能エネルギーの研究開発の推進」と「新しい産業の集積を通した復興への貢献」を大きな使命とし、国内外から集う様々な人々と共に、再生可能エネルギーに関する新技術を生み出し発信する拠点を目指しています。情報システム科の1年生は、今年度エネルギーについて学んでいます。特に再生可能エネルギーの重要性について自ら調べ、産業界の方々に直接質問をすることで理解を深めてきました。今日の見学を通して福島県の取り組みについて詳しく知ることができました。

    

    

福島イノベーション・コースト構想推進機構 出前講座

11月11日(金)5時間目

『AI、IoTの取り組みと事例』

 東京電力ホールディングス株式会社 近藤誠一郎様、田中斗志貴様を講師に迎え『AI、IoTの取り組みと事例』をテーマに出前講座を実施しました。現在のAI技術について学習した後実際にアプリに必要な情報を入力して画像生成や文章作成を体験しました。今後の専門授業等にも生徒の興味関心が高まりました。

情報システム科2年生が水力発電所を見学しました

10月31日、情報システム科2年2組の生徒が水力発電所の見学をしました。

見学をした秋元発電所は、秋元湖から猪苗代湖に流れる水流を利用して発電しており、

東京電力が管轄する周辺の水力発電所の中でも最大規模の発電所です。

 

初めに受けた説明会では、水力発電設備の概要を受け、安積疏水を含めた周辺地域の特長を

生かした発電計画を学習しました。

発電所内見学では、発電機に取り付けられた水車に水を送る鉄製パイプや実際の発電機を

目の当たりにし、生徒たちはその大きさに感嘆とした様子でした。

後半の変電設備の説明では、生徒たちからも数多くの質問が飛び、とても実りある見学になりました。

その質問内容を一部ご紹介します。

Q.発電機の電磁石を磁化するための電源は、別に用意しているのか。

 A.発電機自身の電気で磁化している(自励といいます)。

Q.変圧器から聞こえる「ブーン」という音は何か。

 A.大電流が流れることで振動などが起こっている音。音がするのは稼働している証拠。

Q.柵に提示している「1:29:300」とは何か。

 A.ハインリッヒの法則という。一つの重大事故の裏には数多くのヒヤリハットが隠れているということ。

  (QC検定で勉強します!)