風力発電設備に関するVRを体験しました
11月17日(金)、本校情報システム科1年生および2年生が、再生可能エネルギー出前講座を受講しました。
今回の講座は、「再生可能エネルギーに関する基礎講話」と「風力発電設備VR体験」に分かれています。再生可能エネルギーに関する基礎講話では、前半に地球温暖化や再生可能エネルギーに関する全般的な基礎・基本を押さえた内容を説明していただき、後半は日本および福島県が行っている取組について学びました。地球温暖化は産業革命を起点に進行し、その影響は年々大きくなっています。異常気象や海面上昇、生き物の生態系の変化などは地球温暖化が進んだ何よりの証拠です。エネルギー問題から地球温暖化を解決するために、福島県は太陽光発電や風力発電設備の新規建設に力を入れています。県内で稼働中またはこれから稼働予定の発電設備の多さに、生徒たちは驚きと同時に目を輝かせていました。
風力発電設備のVR体験では、風車の機構や建設の様子をVRゴーグルを装着して体験しました。福島県は、2040年までに県内のエネルギー需要量の100%以上を再生可能エネルギーによって生み出すことを目標としています。その中で風力発電設備は大きな割合を占めており、現在進行形で建設が進んでいます。特に、阿武隈山脈に建設予定の「あぶくま風力発電プロジェクト」では、2025年までに108基の風車が建設予定です。VRでは、風車が建設される様子や風から電気を作る機械的な仕組みについて、まるで目の前で見ているかのようなリアルな体験をしました。
風力発電は定期的なメンテナンスが必要不可欠です。県内では風力発電設備の保守・管理を行う企業も増えてきており、今後そのような仕事に関する雇用も拡大すると予測されることを知りました。
今回の体験を通して、再生可能エネルギーに関する福島県の取組から進路のことまで、大いに学ぶことができました。
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